もし1年間の育休が取れたら。。。
あなたなら、何をしますか?
僕は「宮古島で1ヶ月、家族と暮らす」っていう、ちょっと変わった選択をしました。
『今しかできないことをしたい』この思いが、僕たち家族を宮古島に連れていってくれました。
そもそも育休を取ったのは、、
『毎日仕事に追われて、生まれたばかりの子供の顔も、朝と夜しか見られないかもしれない』
『子供が始めて笑う瞬間や、寝返りを打つ瞬間、指を握ってくれる瞬間だったり、ずりばいを始める瞬間を見たい!』
『今しか過ごせない貴重な時間を、家族で過ごしたい!』
って思ったのがきっかけでした。
このシリーズでは、そんな僕がどうして育休を取って、なぜ宮古島に行こうと思ったのか。
そして、実際にどんなふうに暮らして、どんなことを感じたのかを、ちょっとずつお話ししていきます。
「育休取るかを迷ってる」「育休中って、子育て以外に何をするの?」「プチ移住って聞いたことあるけどハードル高くない?」 なんて思っている人の背中をそっと押せたらうれしいです
仕事は? 収入は? 葛藤と決断
『1年、育休を取ろうと思ってるんだよね』
ある日の夜ごはんのあと、ふとしたタイミングで妻に言いました。
すると返ってきたのは「えっ、マジで⁉」って顔。
まぁ、そうなりますよね 笑
当時も今も僕は会社員。会社で、今までに男性が育休を取った人はおらず、制度だけが形骸化した状態でした。
ましてや1年も取るなんて、世間でもほとんど聞いたことがない話。
正直、復帰後の仕事とか、収入面とか、心配がゼロだったわけじゃありません。
でもそれ以上に『このまま毎日、仕事に追われてるだけで良いのかな?』ってモヤモヤがあって。
「子供は成長が早くていつの間にか親離れしていく」
「もっと子供との時間を大切にするんだった」
なんて声もネットで見たりしていたのもあったから、
『お金は稼げば取り戻せるかもしれないけど、時間は取り戻せない! 今しか過ごせない時間を大切にしよう!』
って思ったんです。そう思ったらモヤモヤが晴れて、気持ちが軽くなったことを覚えてます。
職場や同僚の反応
会社にはドキドキしながら相談しました。
「育休を取りたいのですが、、1年ほど、、」
けっこう勇気を出して切り出しました。でも、返ってきたのは思いのほかあっさりした反応でした。
「おお! うちの会社初、男性育休取得 第1号だね!」 って笑
先輩にも「エエやん!これから続く後輩のためにもしっかり取ったらエエねん!」
なんて言ってもらえて、本当にありがたかったです。
家族の反応
妻はとても喜んでくれました。それはそうですよね。
「出産は交通事故と同じ」なんて言われることもあるくらい体に負担が掛かる、人生の一大イベント。
その直後から始まる、昼夜関係なく数時間おきの強制呼び出し & 慣れないオムツ替え!!
そりゃ、パパの手でもあれば助かるってもんですよ。
それと、妻以上に喜ぶ、、というよりびっくりしていたのは義理母でした。
義理母からしたら、娘の負担を減らすために育休を取った義理の息子、の構図に見えたんだと思います。もともと良好な関係だったけど、育休を境に信頼してもらえたような気がしてます。
なぜ宮古島だったのか
無事に育休にも入り、夜泣き対応に奮闘すること1~2ヶ月のある日、
買い物行く途中でふと『そういえばプチ移住って聞いたことあるけど、育休中の今がチャンスなので
は?』と気づいた瞬間でした。
もう、そこからはプチ移住のことで頭がいっぱいになってました。
買い物して家に帰るなり、妻に「プチ移住したい」って言った時の妻の顔をよく覚えてます 笑
そのあと、冷静に話したところ、わりとすんなり受け入れてくれたのは感謝しかないです。
そこからは楽しい時間でした。
「1ヶ月、家族で暮らすならどこが良いかな」
旅行とは違って ’’暮らすように過ごす’’ ってなると場所選びもめちゃくちゃ大事なんですよね。
最初は、北海道とか、軽井沢とか、いわゆる ’’プチ移住’’に人気のエリアをあれこれ見てたんですけど、、、なんかしっくりこなくて。
そんな時に、ふと目に入ってきたのが「宮古ブルー」の海の写真。
窓一面に広がる青。海と空の境目が分からないくらいの透き通ったグラデーション。

画像引用:シギラリゾート公式HP
あ、ここだわ。
完全に一目ぼれでした。
泊ったのはシギラリゾートのウェルネスビラブリッサっていう場所なんですけど、
ここの部屋の窓からみえる景色が本当にすごくて。
朝起きて、カーテン開けた瞬間に『これ、現実?』ってなりました。笑

画像:部屋からの眺望
もちろん、島暮らしって聞くと「買い物どうするの?」「病院とか大丈夫?」とか色々心配もあると思うんですけど、’’非日常だけど、ちゃんと暮らせる’’っていう宮古島の絶妙なバランスが、僕たち家族にはすごく合ってたんですよね。
何より、毎日その景色を見ながら家族と過ごせるってだけで「ここにしてよかったな」って何度も何度も思いました。
家族で1ヶ月、宮古島で暮らすと決めた瞬間
窓一面、その外に広がる宮古ブルーの海と空。
プチ移住先の家族会議をしている中で、素敵な景色の画像を目にし
『夜泣き対応しても、朝起きてこんな景色広がってたら幸せだろうな』
と思ったのが宮古島で暮らすと決めた瞬間でした。
その直後、シギラリゾートの空き状況を検索してました。笑
やりたいと思ったことって、案外その瞬間に動いちゃった方がうまくいくのかもしれません。
もちろん、不安がゼロだったわけじゃないし、予算のこととか、新生児の子供のこと、、、
考えることはたくさんあったけど
『同じ日本なんだし大丈夫っしょ』
『今しかできないことをしよう!』
っていう気持ちの方が強かったです。
子供が小さいうちに、家族で濃い時間を過ごす。
それって、何にも代えがたい経験になるんじゃないかって思ったんです。
この体験記で伝えたいこと
僕が1年間の育休を取って、家族で宮古島に1ヶ月プチ移住したって話、
もしかしたら「特別な人だけができること」って思われるかもしれません。
でも実際は、全然そんなことなくて。
なんなら「思いつき:1割、勢い:6割、好奇心:3割」くらいで決まった出来事なんです。
もちろん制度に助けられた部分もあるし、まわりの理解があったのも事実。
だけど、一番大きかったのは『今しかないな』って気づけたこと。
子供が小さい時間って本当にあっという間(だと思います。現在育児奮闘中!)
夜泣きとか、離乳食とか、おしっこ漏れとか、日々バタバタで疲れることも、
イライラすることも多いけど、あとから思い返すとそれらも宝物みたいな日々
(になるのだと思います。現在育児奮闘中!)
この体験記は「移住おすすめ!」とか「宮古島サイコー!」ってだけの話じゃありません。
どちらかというと、
「自分の人生を楽しみたい!」「何かを変えたいけど、なにをしたらいいか分からない」「家族と一緒に何かをやってみたい」って思ってる人の背中をポンッ!と押せるような、
そんな記事にしたいんです。
そしてこの先も、宮古島でどんなふうに過ごしたか、おすすめのごはん屋さんとか、
情報誌には載らないおすすめスポットとか、ゆる~い島の時間のことも、
すこしずつ書いていこうと思ってます。
よかったら、またのぞきに来てくださいね。
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